自粛期間は私にとっては苦ではないことに気づいた
以下の記事を読んで、自分も比較的幸せになった部類だなあと思った。
自粛生活に「幸福を感じた人」が口々に語る理由
普段の生活だと、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと自分で自分を急き立てていたけれど、今の生活では「なんとかこの期間を心身健康に無事に過ごすことが大事」と思えて、焦燥感やストレスが減少した。
高校生までは読書が好きだったのだけど、大学に入ってから小説でさえほとんど読まなくなってしまった。でもこの自粛生活に入って、小説も教科書も良いペースで読んでいる。今までの普通の生活では、自分の体力に見合わないスケジュールを詰め込んで、心身共に憔悴してしまい、読書する余裕がなかったのだと気づいた。
普段の研究室生活では人に会う。人がどんなことをしているのか気になる。自分もがんばらなきゃと自分を鼓舞する。自分はなんて出来損ないなんだろうと他人と比較して自己嫌悪に陥る。いろんなやる気が損なわれる。しかし動かねばならぬ。知らず知らずのうちに自分のペースを勝手に自分で崩していたようだ。論文を読むのも中途半端。時間がない。実験をするのも中途半端。時間がない。今は家に閉じこもっているから、自分からSNSでそういう情報を得ようとしなければ、他人と比較する機会が無い。自分のペースでのんびり進められる。自分が納得できるまで論文を読める。というか何か変に気分が落ち込んでいないせいか頭もすっきりしている。
まあ、これから数十年働きづめなのだろうけどね。
LaCie USB-C Ruggedのフォーマットとパーティション
LaCie USB-C Rugged HDDを購入しました。5Tで2万円弱。
目的
目的は1) 使っているMacBook pro (2017)の中身の一部を移動すること、2)TimeMachineでのバックアップをとること、3)古いハードディスクの中身の移動です。1)と3)が主な理由です。
1)については、普段これらをいじることは無いけどどでかいファイルサイズなので、SSDの容量を圧迫している、というデータの移動目的です。このデータは自分の外付けSSDにも既にコピーしてあります。
2)については昨今の新型コロナウイルス 対策のリモートワークが関係しています。普段TimeCapsuleでバックアップをとっているのですが、TimeCapsuleは大学に置いてあり、それなりに大きくて家に置くのには邪魔な上、家にはポケットWifiしか無いので、恐らく何らの物理的な線でパソコンとつなげて運用することになると思うのです。まあそれではTimeCapsuleを生かし切ることもできないし、ストレスフルなので、せっかく買った外付けHDDの一部をTimeMachine用に使えばいいじゃないか、と思い至ったわけです。
3)については、確か4年以上前に研究室の助教さんのお下がりでいただいた500GBの据置のBuffaloのHDDをデータ蓄積所として使っているのですが、そろそろ容量もいっぱいになってきたし、ボチボチ寿命も危ういのではということで、データを移動させようという魂胆です。
製品の登録
Start_Here_Mac(?)なるソフトウェア(?)が入っていたので、それを取りえあず立ち上げ。何やらよくわからないが、名前とメールアドレスを登録した。Toolkitなるソフトウェアのダウンロードをするように勧められたが、TimeMachineで事足りるという理解で、特にダウンロードせずに処理を進めた。ぽちぽちとボタンを押していき、登録がうまくいったらしい。こんなメールが来た。
フォーマットとパーティション
さて、外付けHDDを使い始めるときはフォーマットするのがお決まりの手順のよう。この製品についてその必要があるな否やは不明だった。また、TimeMachineを使うならばパーティションをしたい。
メールの「詳細」を押すと、今回購入した製品についての詳細ページに飛んだ。
https://www.lacie.com/jp/ja/support/mobile-storage/rugged-usbc/#getting_started
ふむふむ。「Rugged USB-C Manual」なるページがあったので読んでみた。きっとフォーマットについての情報があろう。
https://www.lacie.com/jp/ja/manuals/rugged/usbc/
「接続」という項目があったので読み進めてみると、「ステップ2 LaCie Setup Assistant」という段落がある。どうもこのアプリでフォーマットができるらしい。んん??そんなアプリ、LaCieのハードディスク内には入ってないぞ…?ググっても、それらしいアプリが見当たらないので、諦めてMacに備え付けの「ディスクユーティリティ」を使って設定することにした。
フォーマットとパーティションの参考にした記事は以下。
https://sp7pc.com/apple/mac/1590
フォーマット
思ったよりは簡単で、ディスクユーティリティを開いて、フォーマットしたいディスクを選んで、「消去」ボタンを押し、小さなウィンドウが立ち上がるので「Mac OS拡張(ジャーナリング)」、方式「GUIDパーティションマップ」を選んで「消去」。実はここで消去できないエラーが出たが、それは元々入っていたpdfファイルを開いたままにしていた故だった。閉じたら恙無く処理が終わった。
パーティション
これも、上の記事通りに行なえば問題なくできた。注意が必要だったのは、フォーマットをexFAT(WindowsとMac両方で使える形式)にすると、そのディスクの大きさを変更することができないということ。なので、フォーマットする時にそれ以外のフォーマットにしておいて、パーティションを切り出す時にフォーマットをexFATにすれば良い。上の記事に倣って、目的2)のTimeMachine用のパーティションのフォーマットは「MacOS拡張(ジャーナリング)」に、目的1)と3)用のパーティションには「exFAT」を選んだ。
以上でハードディスクを使う手筈は調いました。
お友達に触発されて
今日はお昼ご飯にお友達と論文の探し方・管理の仕方の話になりました。大学院生っぽいですね。さて、そこでもっとまとめてザーッと気軽に簡単に見たいという話になり、確かに確かに、と思ったわけであります(そもそも論文チェックが日頃から疎かなので、もうちょっと博士課程学生として自覚を持っていきたいですね)。今まで私はインパクトファクターの高い雑誌については発刊する度にメールが来るように設定していたのですが、たくさんの雑誌のメールアラートを登録するとそれはそれで鬱陶しいしまとめてジャーナルチェックをするのにも不便です。それを解決する手立てがRSSフィードの登録。なんかあんまりよく理解してないですが、Feedlyなるものに登録し、そこで新着記事をチェックしたいサイトを登録していくと、Feedlyの画面で新着記事の一覧を見られるというもの。ScienceとかNatureとかThe Plant CellとかDevelopmentとかPNASとかを登録してみたよ。圧倒的に成長できるといいな。
くるみ割り人形@新国立劇場
新国立劇場のくるみ割り人形を見に行ってきました(12月です)。バレエの鑑賞は初めてで非常にワクワク。くるみ割り人形組曲が大好きなので、生演奏が聴けるとあって、この日を待ちに待っておりました(この組曲が好きになった経緯に、小さい頃オラシオン社のくるみ割り人形の音楽ソフトをWindows95機で遊んでいたというのがあります。パソコンで遊んでいたのが今の自分の教養を形作るのに一躍買っていたと思うと何だか感慨深いです)。
エントランスを入ると大きなクリスマスツリーが置いてあり、みなさん記念撮影しておりました。キラキラした飾りつけはやはり特別な気分にさせてくれますね。
さてさてバレエの方はというと。
まず音楽は生演奏。クラシックの曲はほとんどN響ホールで聴いていたので、 それと比べるとこじんまりとしたホールで、3階席でお楽器からの振動が伝わってきました。幕が上がる前に『序曲』の演奏が始まる瞬間は鳥肌が立ちました…。音楽が生で聴けるだけで幸せな気分だったのに、さらに目の前には美しい衣装を身に纏ったダンサーたちが音楽に合わせて踊っている…。豪華豪華。あと、音楽の方は組曲でしか聴いたことがなかったので、聴いたことの無い曲もあったというのも楽しかったポイントです。愛用しているamazon prime musicにはフルバージョンは見つけられなかったのですが、youtubeにはいくつかあるようで。例えば下のもの。一回バレエを見ると、音楽を聴いたときになんとなく舞台の情景を思い出せます。はあ幸せ。演奏のテンポは今回行ったバレエよりも全体的に速いです。
第一幕のドロッセルマイヤー氏がマジックを子供達に見せている時なんかは、お屋敷にいろんな人がいるので、別々の場所にいる人が何をしているのか追いかけるのが愉快でした。踊りとしては第二幕で色んな国の踊りが見られるところがやっぱり一番楽しかったです。3階席で舞台全体が見渡せたのはそれはそれで良かったですが、ダンサー一人一人の表情とか動きとか、もっと近くで見てみたいとも思いました。
いやー、素晴らしかった。もう一度行きたいと思えるバレエでした。次はオペラに挑戦したいな。
狂気的な歌:Maxwell's silver hammer
ついにボヘミアン・ラプソディを見てきました。魂を揺さぶられる素晴らしい映画でしたね。今までロックはあまり興味がなかったのですが、ロックを演奏するミュージシャンの情熱・力強さに心打たれて、クイーンが好きになりました(ミーハー笑)。
さて、そういうわけでamazon music primeでクイーンを聴いていたのですが、イギリスのロック繋がりで、ビートルズがおすすめされたので色々聴いていると、牧歌的というかなんか優しくて楽しげな曲を見つけました。ただ、歌詞を見てみると凄いんです。その曲調からは想像できない物騒で狂気的な内容なのです。医学生のMaxwell氏の銀のハンマーによって、頭を打たれ人が殺されるという歌なのです。。。タイトルはMaxwell's silver hammer。youtubeのofficialチャンネルで公開されています。その曲調と歌詞のギャップがより恐ろしさを強調していてぞっとするのですが、それがこの曲に虜になる理由の一つなのかも知れません。韻を踏んでいるのも気持ちよく、つい口ずさんでしまう(それに相応しくないのでしょうが笑)曲です。
曲中の知らない単語の覚書として二つ。pataphysicalはもう他に出会わない気がしますが…。
(1) quizzical: 1. 訝しげな、2. 奇妙な (この曲ではMaxwellがquizzicalであると書かれているので、Maxwellが奇妙な奴だ、という解釈でいいのかな?)
(2) pataphysical: 形而超学的な…?(Maxwellが学んでいるらしいです。奇妙な奴が意味不明な学問をやっている的なニュアンスで使われているのかしら…?)