自粛期間は私にとっては苦ではないことに気づいた

以下の記事を読んで、自分も比較的幸せになった部類だなあと思った。

 

自粛生活に「幸福を感じた人」が口々に語る理由

https://toyokeizai.net/articles/-/350993?utm_campaign=MKtkol_moments&utm_source=twitter&utm_medium=social

 

普段の生活だと、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと自分で自分を急き立てていたけれど、今の生活では「なんとかこの期間を心身健康に無事に過ごすことが大事」と思えて、焦燥感やストレスが減少した。

 

高校生までは読書が好きだったのだけど、大学に入ってから小説でさえほとんど読まなくなってしまった。でもこの自粛生活に入って、小説も教科書も良いペースで読んでいる。今までの普通の生活では、自分の体力に見合わないスケジュールを詰め込んで、心身共に憔悴してしまい、読書する余裕がなかったのだと気づいた。

 

普段の研究室生活では人に会う。人がどんなことをしているのか気になる。自分もがんばらなきゃと自分を鼓舞する。自分はなんて出来損ないなんだろうと他人と比較して自己嫌悪に陥る。いろんなやる気が損なわれる。しかし動かねばならぬ。知らず知らずのうちに自分のペースを勝手に自分で崩していたようだ。論文を読むのも中途半端。時間がない。実験をするのも中途半端。時間がない。今は家に閉じこもっているから、自分からSNSでそういう情報を得ようとしなければ、他人と比較する機会が無い。自分のペースでのんびり進められる。自分が納得できるまで論文を読める。というか何か変に気分が落ち込んでいないせいか頭もすっきりしている。

 

まあ、これから数十年働きづめなのだろうけどね。